この数年、中之島通を車で走っていると大ビル旧館の南側に巨大な鉄のオブジェが出来上がっているのに気付いた人は多数いると思います。その全貌が2004年11月明らかになりました。

それまで吹田の万国博覧会跡地にあったものを施設の老朽化を理由にここ中之島に引っ越してきました。万博にあった旧館(下写真、2003年撮影)は早速解体されていますが、竣工30年で老朽化とはため息をつきたくなるような理由ですが、国立の美術館が利便性が良く、集客が見込める都心の中之島に移転した事は一定の評価に値すると思います。
国立国際美術館旧館
竣工 1969年 所在地 吹田市千里万博公園10-4 設計 川崎清、環境建築研究所 延床面積 10,906平方メートル 構造 鉄筋コンクリート造
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新館の建物本体ですが、この美術館は地下形美術館というのが売りなので、このウサギのオブジェは大きな括りで「玄関、エントランス」で、パリのルーブル美術館のI.M.ペイ設計の「ガラスのピラミッド」と同様のスタイルです。この作品はアメリカの建築事務所シーザー・ペリ・アソシエイトの日本法人が担当しています。同事務所代表のシーザーペリ氏の数年前までの日本における唯一の代表作は東京にある「アメリカ大使館」でしたが、ここにきて日本人建築家と組んで日本法人を立ち上げ、実作を次々に発表しています。大阪ではこの3年で3件の大作が竣工しています。
入口は大胆ですが、中は至って平凡な美術館で、地下三階層に分けて作品が展示してあります。
ここでのコレクションは1970年の大阪万博を機に始まったものなので、この博覧会らしく20世紀の現代美術が主で、入口建物同様難解な物が多いです。
私もオープン後、早速観覧に行きましたが、作品群は抽象的なものが多く、私にとってはしっくりきませんでしたが、この「ウサギ」にはとても愛着が持てました。
着工 1999年1月 竣工 2004年3月所在地 大阪市北区中之島4-2-55 発注者 国土交通省近畿地方整備局 設計 Cesar Pelli & Associates Japan, Inc./国土交通省近畿整備局営繕課 施工 銭高、鴻池、大本特定建設工事共同体 建築面積 4,156.54平方メートル 延床面積 13,486.93平方メートル 構造形式 RC構造(フラットスラブ構造)一部SRC構造 ![]()
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